公開日 2018年03月12日
更新日 2018年03月13日
交野市には、「星」にまつわる地名、伝説があります。
「星のまち☆かたの」というキャッチフレーズのとおり、交野市には星にまつわる地名や伝説がたくさんありますが、その中の一つは、交野市の中心部を流れる天野川です。
稲作が始まったころに、この地をたたえてあまの(甘野)といい、川水を甘野川と言ったことが由来と言われています。それを平安時代、交野が原へ遊猟に訪れていた宮廷人が、歌合わせの際に、夜の大空に星の連なる「天の川」になぞらえたことから、この名が定着したと伝えられています。
この天野川にかかる橋は「逢合橋」(あいあいばし)と呼ばれています。織姫をまつる機物(はたもの)神社、彦星をまつっていた中山観音寺跡(なかやまかんのんじあと・枚方市)の中間点にあり、七夕の夜に二人が出会っていたという伝説の場所です。
星田という地名も、用水の不足で水田の耕作ができず、牧場にされたこの地は「乾し田」と呼ばれていました。それを、八丁三所の降星の伝説から、天界に広がる美しい星の田と改称されたということです。