風水害、地震等の災害に伴う長時間停電を踏まえた事業所に対する防火対策の徹底について(お知らせ)

公開日 2018年10月23日

更新日 2018年10月10日

 消防本部 予防課からのお知らせです。

 災害による停電で、消防用設備等の非常電源として蓄電池設備や非常用電源専用受電設備等を用いている場合、

 長時間停電が継続することにより消防用設備等及び特殊消防用設備等が有効に機能しなくなる等、防火対策に支障を

 生じるおそれがあります。

 長時間停電することが懸念される場合には、消防用設備等及び特殊消防用設備等の機能や性能及び防火対象物の用途、

 規模、収容人員等を勘案し、下記を参考に自主的な防火管理等により防火安全性を確保するようお願いします。

 消防用設備等及び特殊消防用設備等に関する事項

 (1) 停電が長時間継続し、 消防用設備等が作動しない場合に備えた対応

  消防用設備等の非常電源として蓄電池設備や非常用電源専用受電設備等を用いている場合は、消防用設備等が作動し

  ない場合に備えて、以下の対応を図ること。

 ・消火設備

  消火器、簡易消火用具等の設置場所及び使用方法を再確認すること。

  不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備などの自動消火設備については、手動による放出操作手順を再確認すること。

 ・警報設備

  防火対象物の関係者等による巡回等によりこんろその他火器使用設備・器具の火元の警戒を入念に行う等、火災の早期

  発見を図るとともに、警報設備の設置範囲内への連絡及び周知体制を確保すること。

 ・避難設備

  防火対象物の関係者による避難誘導体制及び避難経路を再確認すること。

 (2)自家発電設備の機能の確保

  消防用設備等の非常電源として自家発電設備を用いている場合にあっては、自家発電設備について、必要な燃料の確保等

  に努めるとともに、常用電源復旧後、直ちに運転を停止(常用電源復旧時、自動的運転を停止するものを除く。)し、燃料の

  補給等により、火災時の機能に支障ないように措置すること。

  特に、燃料が空となった後に燃料を補給した場合に再び適切に作動するためには、当該自家発電設備のエンジン部分の

  空気抜きが必要なものがあることから、留意すること。

 (3)その他の留意事項

  自動火災報知設備の中には、長時間停電することに伴い予備電源の容量が低下すること等により異常警報を発するものが

  あることから、これらの警報音が作動した場合における対処方法(警報音の停止方法、復電時における点検方法等)について

  点検事業者等に確認すること。

 

 

この記事に関するお問い合わせ

消防本部 予防課
TEL:072-892-0012(直通)