公開日 2026年03月17日
令和8年4月1日より、妊婦(妊娠28週〜36週)の方へのRSウイルス予防接種が定期接種になります。
(本事業は令和8年第1回議会における議決を経て実施する予定です)
RSウイルス感染症について
RSウイルス感染症は、RSウイルスに感染することによって起きる呼吸器の感染症です。2歳になるまでにほぼ100%の乳幼児が感染するといわれています。感染すると、ウイルスの潜伏期間である2~8日を経て、数日にわたり発熱や鼻水、せき、のどの痛みなどの症状が続きます。さらに呼吸器の炎症が進み、細気管支炎や肺炎を発症する場合があります。初めて感染した乳幼児の約7割は軽症で数日のうちに軽快しますが、約3割では咳が悪化し、喘鳴(ゼーゼーと呼吸しにくくなること)や呼吸困難、さらに細気管支炎の症状が出るなど重症化することがあります。
RSウイルスの流行には季節性があり、今までは秋冬に流行がみられましたが、近年は夏に流行がみられています。接触・飛沫感染により伝播するため、手洗いや手指衛生といった基本的な感染対策が有効です。治療は症状に応じた治療(対症療法)が中心で、重症化した場合には酸素投与、点滴、呼吸管理などを行います。
母子免疫とRSウイルス予防接種について
妊娠中にお母さんから赤ちゃんへ、胎盤を通じて抗体の一部が移行することを母子免疫といいます。妊娠中の方がこのワクチンを接種すると、母体内で作られた抗体が、胎盤を通じて赤ちゃんに移行され、出生時から病原体に対する予防効果を得ることができます。
対象者
接種時に妊娠28週0日から36週6日の妊婦の方
※交野市に住民登録のある方のみが対象となります。
※過去の妊娠時にRSウイルスワクチン(母子免疫ワクチン)を接種したことのある方も対象です。
接種場所
持ち物
・母子健康手帳
・予診票(※対象の方には3月より順次ご案内しております。お手元に無い場合は、実施医療機関にもありますのでご利用ください)
接種費用
無料
接種方法
接種方法:妊娠毎に1回0.5mlを筋肉内に接種します。
※接種後14日以内に出生した乳児における有効性は確立していないことから、妊娠38週6日までに出産を予定している場合は医師と相談してください
※医師が特に必要と認めた場合は、他のワクチンと同時接種が可能です。ただし、海外の知見で、百日咳菌の防御抗原を含むワクチンとの同時接種で、百日咳菌の防御抗原に対する免疫応答が低下するとの報告があります。接種間隔等については医師と相談してください
他市町村での接種
交野市外での長期滞在や入院中など、やむを得ず交野市RSウイルス予防接種実施医療機関以外で接種される場合は、事前に接種依頼書の交付申請手続きが必要です。(オンライン申請フォーム・郵送・窓口で申請いただけます)
他市町村の医療機関であっても、【交野市RSウイルス予防接種実施医療機関一覧】に記載がある医療機関は、依頼書発行の手続きが不要ですので、ご確認ください。
◯【オンライン申請】の場合
【交野市RSウイルス予防接種】依頼書交付申請フォームからお願いします。
◯【郵送で申請】の場合
下記「交野市定期予防接種依頼書交付申請書」をダウンロードのうえ、必要事項を記入し、郵送にてお手続きください。
郵送で交付手続きをされる方は、「交野市定期予防接種依頼書交付申請書」と「返信用封筒(返送先を記入し、切手貼付)」を同封してください。実施医療機関などの確認の連絡をさせていただくことがありますので、申請者の連絡先を忘れずに記入してください。
※依頼書の発行には1〜2週間ほどかかります。余裕を持って申請してください。
※医療機関で接種後、申請により、医療機関でお支払いいただいた費用を払い戻します(上限あり)。
※市が発行する依頼書がない場合は任意接種(全額自己負担)となり、市からの接種費用の払い戻しはありません。
予防接種を受ける際の注意
(1) 予診票は本人(本人が16歳未満の方は保護者)が説明書を読んだ上、責任を持って記入してください。
(2) 体温は接種医療機関で測定してください。
(3) 妊娠週数の分かる母子健康手帳を持参し、受付へ提出してください。
(4) 接種当日に交野市に住民登録をされている方が対象となります。
(5) 交野市RSウイルス予防接種実施医療機関以外で定期接種を受ける場合は、接種前に依頼書の発行が必要となります。事前申請なく接種した場合は任意接種として、自己負担が生じることがありますのでご注意ください。
予防接種を受けることができない場合
(1) 明らかに発熱のある方(37.5℃以上)
(2) 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
(3) この予防接種のワクチンに含まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことがある方
(4) その他、医師が不適当な状態と判断した場合
次の方はこの予防接種を受ける前に医師や看護師に相談してください
(1) 筋肉内に接種するため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方
(2) このワクチンの成分に対して、アレルギーが起こるおそれのある方
(3) 免疫不全と診断されている方や、近親者に先天性免疫不全症の方がいる方
(4) 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患、血液疾患などの基礎疾患のある方
(5) 予防接種を受けて2日以内に発熱や全身の発疹などのアレルギー症状があった方
(6) けいれんを起こしたことがある方
(7) 妊娠高血圧症候群の発症リスクが高いと医師に判断された方や、今までに妊娠高血圧症候群と診断された方
RSウイルスワクチン(母子免疫ワクチン)の予防効果
| 日齢0日〜90日 | 日齢0日〜180日 | |
|
RSウイルス感染症による医療受診を必要とした 下気道感染症の予防 |
6割程度の予防効果 | 5割程度の予防効果 |
|
RSウイルス感染症による医療受診を必要とした 重症下気道感染症(※)の予防 |
8割程度の予防効果 | 7割程度の予防効果 |
(※)医療機関への受診を要する気道感染症を有するRSウイルス検査陽性の乳児で、多呼吸・SpO2 93%未満・高流量鼻カニュラまたは人工呼吸器の装着・4時間を超えるICUへの収容・無反応・意識不明のいずれかに該当と定義しています。
RSウイルスワクチン(母子免疫ワクチン)の安全性
ワクチンを接種後に以下のような副反応がみられることがあります。また、頻度は不明ですが、ショック・アナフィラキシーがみられることがあります。
ワクチン接種による妊娠高血圧症候群の発症リスクに関して、薬事承認において用いられた臨床試験では、妊娠高血圧の発症リスクは増加しませんでした。海外における一部の報告では、妊娠高血圧症候群の発症リスクが増加したという報告もあるものの、交絡因子等の影響の可能性があることから、解釈に注意が必要であるとされています。
接種後に気になる症状を認めた場合は、接種した医療機関へお問い合わせください。
| 発現割合 | 主な副反応 |
| 10%以上 | *疼痛(40.6%)、頭痛(31.0%)、筋肉痛(26.5%) |
| 10%未満 | *紅斑、*腫脹 |
| 頻度不明 | 発疹、蕁麻疹 |
*ワクチンを接種した部位の症状 添付文書より厚生労働省にて作成
予防接種健康被害救済制度について
予防接種は、感染症を予防するために重要なものですが、健康被害(病気になったり障がいが残ったりすること)が起こることがあります。
極めてまれではあるものの、副反応による健康被害をなくすことはできないことから、救済制度が設けられています。
予防接種健康被害救済制度では、ワクチン接種との因果関係について個別に審査し、ワクチン接種による因果関係を否定できないと認められた場合に給付します。
【予防接種の健康被害に関する救済制度について(厚生労働省ホームページ)】
任意接種について
定期接種の対象者以外の方や、実施期間以外で接種を希望する方は、任意接種(全額自己負担)となります。
任意接種が可能な医療機関を市では把握しておりませんので、料金を含め、接種をお考えの医療機関に直接ご相談ください。
任意の予防接種を受けたことにより健康被害が起きた場合には、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく補償の対象になる場合があります。
医薬品副作用被害救済制度「制度の種類」(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)(外部サイトリンク)
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