蚊が原因の感染症にご注意ください

公開日 2019年05月31日

更新日 2019年06月11日

 近年、海外では、病原体を持った蚊に刺されることにより感染するジカウイルス感染症やデング熱が流行しています。平成30年は、大阪府でも21人のデング熱報告がありました。全て海外で感染した方でしたが、発症している人が日本で蚊に刺されると、その蚊によって国内で他の人へ感染が広がる可能性があります。また、日本でも毎年数例の患者報告がある日本脳炎も、蚊を媒介として感染する疾患です。今の時期から、蚊に対しての対策をお願いします。

 6月頃から、蚊の活動が活発になってきます。今の時期から、「蚊を増やさない」、「蚊に刺されない」ための対策を心がけ、蚊が媒介する感染症から身を守りましょう。

ジカウイルス感染症とは

 ジカウイルス感染症は、蚊を媒介して感染します。それらに感染した人の血を吸った蚊の体内でそのウイルスが殖え、その蚊がまた他の人の血を吸うことで感染を広げていく病気です。感染しても症状がないか、症状が軽いため気づきにくいこともあります。

 ジカ熱は、発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などが主な症状で、一週間ほど続いて治まります。感染症自体は軽度ですが、妊婦がジカ熱に感染すると小頭症などの先天性障害をもった子どもが生まれる可能性があります。

≪媒介蚊≫ヒトスジシマカ、およびネッタイシマカ

デング熱とは

 デング熱は、ジカ熱と同じく、蚊を媒介として感染する疾患です。デング熱は、急性の感染症で、急な発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹などが主な症状で、感染者の5割から7割が症状が出ずに回復しますが、まれに出血を伴うデング出血熱となり重症化する可能性があります。

≪媒介蚊≫ヒトスジシマカ、およびネッタイシマカ

日本脳炎とは

 日本が流行地域の疾患です。日本脳炎ウイルスに感染したブタを吸血し、その後人を刺すことによりおこるウイルス性の急性脳炎です。現在、日本での感染は減少していますが、ここ数年、西日本で感染が報告されています。感染し、発症すると症状は重篤で、死亡率は20~40%といわれており、子どもと高齢者で高くなっています。命を落とさず回復した場合も、歩行困難、手足の震え、けいれん発作、まひ、知的障害などの神経的な後遺症が45~75%にみられます。

※日本脳炎に有効な治療薬はありませんが、予防接種で免疫を獲得し、予防できる疾患です。(日本脳炎的予防接種は、完了するまでに4回接種します。)

≪媒介蚊≫コガタアカイエカ

感染予防対策

日本脳炎の予防接種はとても有効です。定期接種対象年齢の人は接種もれがないか確認しましょう。

★ジカ熱、デング熱に有効な治療薬やワクチンはないため、感染予防に蚊への対策が重要になってきます。

  • 蚊に刺されそうな草むらなどの場所では、長袖、長ズボンを着用し、肌の露出・素足でのサンダル履きなどは避けて、肌を守りましょう。
  • 虫除け剤を使用するなど、屋外だけでなく、屋内でも蚊に刺されないよう注意しましょう。
  • 庭先、家の周りなどには雨水がたまる植木鉢の受け皿、バケツ、空き缶やペットボトルなどを放置しないようにしましょう。
  • 排水溝は水に流れがよくなるように掃除や排水が溜まったままの排水溝はふたに網をかけるなどしましょう。
  • 窓に網戸を配置したり、蚊帳などを利用したりして、蚊の侵入を防ぎましょう。

 

(関連リンク)

蚊媒介感染症に注意しましょう (大阪府HP)

蚊に注意!~蚊媒介感染症にかからないために~ (大阪府チラシ)

蚊媒介感染症 (厚生労働省)

 

この記事に関するお問い合わせ

健康増進課
住所:〒576-0034 大阪府交野市天野が原町5丁目5番1号
TEL:072-893-6405(直通)

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