交野産のお米ができるまで

公開日 2024年07月09日

更新日 2024年09月17日

 給食で使用されている交野産のお米が、どのように作られているのか

実際に田んぼを見せていただきました。

【田おこし】

 

 

 

 

              

               

                    

 

   

 

 

冬の間眠っていた田んぼの土を掘り起こし、わらやたい肥と混ぜて栄養がたっぷり入った田んぼを作ります。

 

「田おこし」は、トラクターで肥料を撒きながら土をかき混ぜ、さらに空気に触れさせることで土壌の養分を活性化させる作業です。

土を起こして乾かすと、土が空気をたくさん含むので、苗を植えた時に根の成長が促進されます。

 

単調な作業ですが、おいしいお米を育てるのには欠かせない作業です。

トラクターがなかった頃は、人や牛・馬・の力で田を耕していました。

交野では昭和30年代ごろまでは牛が活躍していました。 

 

 

 

                             

 

【しろかき】

   

 

       

 

                  

 

田おこしのあと、田んぼに水を入れ土とまぜ合わせ、平にすることを

「しろかき」といいます。

苗をしっかりと育てるため、田植えの前に行う重要な準備です。

 

しろかきの1〜2日前に、田んぼに水を入れます。

トラクターの手前の土は、まだしろかきが行われていないので、デコボコになっています。

 

トラクターの後部に装着された代掻きハロー(まぐわ)が、田んぼのデコボコをなくして平らにしていきます。

 

これで田植えの準備が完了です!!

 

                               

【田植え】

     

   

    

  昔は手で1つ1つ苗を植えていく重労働でしたが、現在では田植機を使って等間隔に植えていきます。

 

田植えが無事に完了すると、ほっと一息という感じです。

植え付けられた苗がそよ風に吹かれて、さらさらと気持ちよさそうに揺れていました。       

                                        

【出穂(しゅっすい)と開花】

夏休みも終わりに近づいた日に、田んぼにお邪魔してみると

6月に植えられた苗はこんなに大きく育ち、花を咲かせていました。

 

田んぼの水の量の調節や、雑草を抜くなどの手間をかけられ、「穂」が出ていました。

穂は籾(もみ)の集合体で、茎の中で育まれたのち、さやをわって薄緑色の穂が出てきます。

 

この穂にお米の花が咲きます。

 

稲は穂を出すと、すぐに小さな白い花が咲きます。

ひとつの穂にたくさん咲きますが、一つ一つの花が咲いているのはたった1〜2時間ほどです。

穂の上から下へ向かって順番に咲いていき、数日で咲き終わります。

 

田んぼで稲の花を見つけたら、ぜひ観察してみてください。

 

 

 

【穂のおじぎは、おいしさの証拠】

 

 

籾(もみ)が十分に育つと、その中に入っているお米も大きくなります。

お米の重みで穂が垂れ下がり、黄金色に輝き始めると収穫のサインです。  

 

 

                

 

 

 

                   

 

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